未精製の
シアバターは、「クールドバター」と呼ばれています。
未精製の
シアバターをロウ
シアバター、生
シアバター、もしくは
シアバター・バージンなどと呼ぶ場合もあります。
未精製の
シアバター、別名が多いですね。
精製
シアバターと
未精製の
シアバターの違いは、「精製」という言葉をどの程度厳密にとらえるかにもよりますが、何らかの化学的処理がなされたものを精製
シアバター、シアの木から
シアバターを作りだした時の状態を
未精製の
シアバターと呼ぶのが一般的なようです。
※
シアバターの精製方法については、各メーカーごとに違います。
精製方法、成分の違いが気になる場合は成分表を良く見比べたり、メーカーに問い合わせてみて下さい。
未精製の
シアバターは、精製された
シアバターに比べ天然の成分が多く残されています。成分によっては数倍の違いも出るようです。
未精製であるため、精製時には取り除かれてしまうような微量な成分も残されており、その効果も望めます。
未精製の
シアバターは融点もやや低めで、肌に馴染みやすいと言えるでしょう。
未精製の
シアバターは精製
シアバターに比べ、色も薄い黄色、クリーム色。香りも
シアバター独特のちょっぴり甘い匂いがします。
精製された
シアバターはむらなくきれいに白く、香りもほとんどありません。
未精製の
シアバターは手作りコスメの材料向きでもあります。
と、ここまで書いていて未精製のシアバターは精製されたシアバターよりも格段に優れているような印象になってしまいましたが、必ずしもそうとは言えません。
まず、シアバター自体が酸化しにくい油脂であるものの、やはり未精製シアバターの方が酸化が早いということ。
その理由もあって未精製シアバターは大量流通には向かず、入手がやや困難であること。
それから、シアバターの天然成分そのものが肌に合わない人もいる点。
未精製シアバターが肌に合わなくとも、精製されたシアバターなら大丈夫という場合もあります。
もっとも、その反対もあるのですけれどね。
未精製のシアバターと精製されたシアバターの違いを理解して、実際にシアバターを購入する時はどちらなのか確認をお願いします。
その上で、未精製・精製済みのシアバター、どちらがご自分の肌に合うか、まずはパッチテストから始めてみてはいかがでしょうか。
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